2005年6月19日
この写真は、御池鉱山のラング石発見の記念標本です。今から、30年ほど前のことです。夢の中で、御池鉱山に行くとこれと同じ物が出てきたのです。早速、御池鉱山に出かけました。御池鉱山は、鈴鹿山脈の奥深い山中にあります。しかも、山蛭の巣です。山蛭に血を吸われながら、やっとの事で、御池鉱山に到着、ズリを掘ってみると、まさに夢と同じ物が出てきたのです。そして、確か日本で始めてか、2番目の発見だったと思います。これ以来、私は「臭いで鉱物を捜す男」と言われました。
注 ラング石の産地は、御池鉱山になっていますが、実は、御池鉱山ではありません。秋に再調査して、鉱山名を判明させます。この付近には、たくさんの鉱山跡があって、どれが何処なのかはっきりしていません。
これの発見以降、青(緑ではありません)い銅の二次鉱物に興味を持ったのですが、鉱物採集を中断してしまいました。再開した今、またまた、青い鉱物を求めてさまよっています。鳥取、岡山旅行では、結構、青い鉱物を堪能しました。チロル石や砒銅ウラン鉱は見つからなかったけど。