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二次鉱物の話は、この写真から始まります。二次鉱物とは、一次鉱物が有っての話です。つまり、初生鉱物とも呼ばれています。これらの言葉の、定義もはっきりしていない様です。 この晶洞で、初生鉱物とは、何なのでしょう。それは、晶洞表面を覆っているヒシンゲル石でしょう。肉眼的には、これが、一番早いですから、初生鉱物は、ヒシンゲル石です。次いで、スメクタイトですから、これが、二次鉱物でしょうか。そしたら、黄鉄鉱は三次鉱物で、褐鉄鉱が四次鉱物・・・・・・・と続いていきます。で、何処で区切るかというと、酸化鉱物の褐鉄鉱からでしょう。すると、この褐鉄鉱の原鉱物はと言うことになります。黄鉄鉱でしょうか。それとも、スメクタイトに含まれる鉄でしょうか。これって、おかしくないでしょうか。 僕が考えるに、これは、環境が変化して行く過程で、ヒシンゲル石、スメクタイト、黄鉄鉱、褐鉄鉱と生成して行ったと考えるべきだと思います。となると、一次とか二次と言うことは、全く、意味の無いことです。 この間も、柿の木鉱山に行ったのですけど、ここは、ズリ中で生成したコーク石で有名ですが、今では、ほとんど採れなくなりました。 コーク石は、鉛と三価の鉄の含水硫酸塩リン酸塩鉱物ですから、鉛は方鉛鉱、鉄は黄鉄鉱、硫酸基は硫化鉱物、リン酸は燐灰石が原鉱物と言われていると思います。ズリ中での生成ですから、リン酸以外は、当たっているかも知れませんし、はずれている可能性も残ります。何故かというと、別に、これらから供給されなくとも、良い場合もあるでしょうから。例えば、鉱染と呼ばれている状態が有れば、ここからの供給もあるでしょうから。ところで、燐灰石は、ここでは見つからないのです。それなのに、近い場所で見つかっているから、ここにも在ったはずだろうとの推測で、言うのもおかしな話です。 第一、ズリ中での鉱物の分解には、微生物が絡んでいるはずです。そして、また微生物が、二次鉱物の生成にも絡んでいることは、想像に難くはありません。となれば、リン酸なんか、何処にでも、たくさんあります。これを凝集する微生物がいれば、簡単なことでしょう。でないと、微量の成分を集める事なんか出来ないでしょう。 つまり、二次鉱物とは、一次鉱物があって、これらが分解、再生成した鉱物を指すのでしょう。となれば、同じ鉱物でも、一次鉱物と二次鉱物と在る事になります。こう考えてくると、水晶なんか、立派な二次鉱物ですね。でも、実際には、二次的に生成した水晶でも、二次鉱物とは呼ばないみたいですね。 僕が思うに、一次鉱物が、酸化還元反応で再生成した鉱物を二次鉱物と言うと規定したら、簡単だと思うのです。例えば、自然銀、自然銅などは、酸化還元反応で生成していますから、二次鉱物です。黄銅鉱、黒銅鉱、赤銅鉱、自然銅と言う様に、酸化還元反応が進んでいきます。こう言う原理が分かれば、この見つけ難い鉱物も、簡単に見つける事が出来るし、勘定も難しく無くなる事でしょう。
by jacktoanne
| 2013-01-07 00:10
| 理学部のゴミ箱
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