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マンガンだけは難しいと言われる人は、ブラウン鉱と二酸化マンガンの見分けが付かないからでしようか。それとも、バラ輝石と菱マンガン鉱の見分けが付かないからでしょうか。確かに、見ただけでは、分かり難いですね。 でも、バラ輝石と菱マンガン鉱の見分け方は、割と簡単です。一つは硬度です。ハンマーかタガネで擦れば、菱マンガン鉱には傷が付きますが、バラ輝石では、鉄の方が削れてしまいます。これで、判別が出来たと思うと、それが、また違うのです。菱マンガン鉱に石英の混じったのがあって、これは堅くて間違えることがあるのです。 岡山の伊田鉱山に行った時のことです。ズリに、結構マンガン鉱が混じっています。手触りが、バラ輝石だったので、てっきりバラ輝石だと思っていたのです。ところが、家で実体顕微鏡で見たら、菱マンガン鉱だったのです。しかも、所々に石英を含んでいたのです。この石英に惑わされたみたいです。 これは、ちょっと、ショックでした。その前にも、水晶と白鉛鉱を間違えてしまいました。それで、(山)勘定士8級に格下げしました。 この二つの鉱物を、確実に見分けるには、熱塩酸です。これで、確実です。菱マンガン鉱は発泡し、バラ輝石は発泡しません。 次は、ブラウン鉱と二酸化マンガン鉱を確実に見分ける方法です。僕は、見ただけで、だいたいの物は見分けられますが、それでも心許ないです。そこで、確実に判断できる方法を考えました。 中学校の理科で習うと思いますけど、酸素の生成実験方法です。二酸化マンガンを触媒にして、過酸化水素水を分解して酸素を得る方法です。 2H2O2=2H2O+O2 と言う化学式で示される方法です。 過酸化水素水は、オキシドール、オキシフル等と言う名前で、消毒用として薬局で売られていますから、簡単に手に入ります。 これで、バラ輝石と菱マンガン鉱、ブラウン鉱と二酸化マンガン鉱の区別が出来るようになりましたから、「マンガンだけは難しい」と言うことは言えなくなりますね。 でも、間違えても、塩酸だけは使わないようにして下さいね。臭くて、黄色い気体が発生します。これでも、二酸化マンガンとブラウン鉱の区別は出来ますけどね。 追伸 山勘定士の級を下げると言ったら、「いや、それは6級に格上げですよ」と言ってくれる人もいるのです。何故かと言うと、「間違っていた事が分かると言うのは大したものだ」と言われるんです。これは、水晶と白鉛鉱だけなら、硬度とか脆弱さを見れば一目瞭然ですけど、緑鉛鉱や黄鉛鉱も入るとなると、これがさっぱりなのです。色も同じ、形も同じとなると、後は、山勘で決めるしかないのです、僕の場合は。いや、サイコロかな?
by jacktoanne
| 2013-04-05 23:16
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