前回、三原鉱山で斑銅鉱を採ったので、味をしめて、再び斑銅鉱に挑戦です。今回は、高温スカルンそっちのけで斑銅鉱探しです。その甲斐があって・・・・・・・
たくさん採れました。
でも、これらの写真を見ていると、変なことに気が付きました。スカルンというのは、石灰岩がマグマから供給された金属成分と交代して、生成するわけですよね。なら、どうして、斑銅鉱は、方解石の中に含まれないのでしょう。石灰岩と交代したと言うよりは、石灰岩の母岩と交代したように見えます。石灰岩の母岩と言えば、輝緑凝灰岩、もしくは粘板岩です。
それに、マグマに金属成分を含むことは理解できますが、それが、どうして石灰岩と交代するのかも不思議なのです。マグマが上昇して、石灰岩が近くなると、マグマの金属成分が、石灰岩の近くに集中するのでしょうか。そして、直接接しなくても、マグマから金属成分が石灰岩に注入され交代するのでしょうか。もし、こんな事が起こるとすれば、マグマには、石灰岩を透視する力があるのでしょうね。
偉い方の言われることは、僕には、全く理解できないのですけどね、頭が悪いと難しいことは考えられないのです。それに、石灰岩は珊瑚礁だと言われますけど、なら、輝緑凝灰岩は、元々岩礁で、その上に珊瑚が生育したのでしょうけど、そんな様子も見られません。和歌山県の海底で実際に珊瑚礁見ましたけど、そんな様子はありませんでした。これも、不思議です。
不思議と言えば、この世では、「お化け」くらいです。自然現象に「不思議」は無いはずです。あるとすれば、「理解できない」、「分からない」等でしょう。実際に、目の前にあるのですから、必ず、原因はあるはずですから。
僕が不思議と言っているのは、自然現象を不思議と言っているのではありません。説とか常識というのが、不思議なのです。
こんな事ばかりやっていたら、高温スカルン探すのを忘れて没頭してしまいました。そのうちに雨が降り始めて、そんなことはどうでも良くなって帰ることにしました。今回は、斑銅鉱も採れて大収穫でした。