石の整理を進めていますが、平行して標本化も進めています。今回は、武石村のやきもち石の切断標本を製作しました。
やきもち石は、緑簾石ノジュールと言うことになっているようです。
と言うことは、空気を核として緑簾石が濃集したと言うことですね。しかも、空気の周囲の石を押しのけて、そこへ緑簾石が濃集、結晶したと言う解釈になります。
僕が行った時は、ほとんど採り尽くされ、ほとんどありませんでした。写真の物も、頂き物です。
現地には、なんの表示もありませんでしたが、一応、村指定の天然記念物らしいです。
それで、下流の方で、誰も拾わない様な石を持ち帰り、家で切断標本にしてみました。
僕は、元々、やきもち石は、玄能石の熱変成を受けた物との説ですから、これらの切断標本は、それを裏付けられた物と思います。少なくとも、何かを核として、濃集したと言う形跡は見られないと思います。