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ちょっと理学部のゴミ箱なんて題名にしたから、本当にゴミが来たみたいで、お見苦しいところをお見せしました。しばらく、ゴミが落ちないように、コメント拒否にでもしておきましょう。 まあ、昨日の火山豆石、薄片にするまでもなく、簡単に分かることでしょうけど、いずれ、薄片にして、その成因を調べるつもりなのです。火山豆石を知っている方には、あの写真で十分分かって居られることと思います。第一、大屋付近には、流紋岩はありませんしね。それを自慢げに言う、変わった不勉強な人も居る物です。 さて、今日の題、磯砂鉱山です。雲根誌21番外編にも書きましたが、地元では「金放り山」と呼んでいたのです。「金堀山」ではなく、「金放り山」です。つまり、山を掘る度に失敗すると言うことです。最後は、今から35年ほど前に、全くの素人が欺されて採掘に掛かったのです。しかも、その素人が雇ったコンサルタントが、またドが付くほどの素人で、このコンサルタントが調査して言うには、大路周辺にある小さなペグマタイト露頭は、大路の地下にある大ペグマタイト鉱床の一部が地上に現れている部分で、その鉱量は数億トンにも及ぶ世界でも珍しい大鉱床と風潮したのでした。そして、磯砂鉱山の山肌を剥がし始めたのです。 地下に数億トンもの大鉱床があるのなら、山肌なんか剥がさずに、縦坑でも下ろして、採掘すれば良いと思うのですけどね。その時に出たのが、直径30cm程のトルトベイト石を含んだ長石塊でした。その場所は、坑口の上辺りと聞いています。それらと、変わった石が出れば、採掘に携わったT氏が自宅に持ち帰っていたのでした。それらの石を最初に見たのが、この僕でして、京大理学部に持ち込んで、トルトベイト石と判明したのです。他にも、ちょっと変わった石があって、それも分析を頼んだのですが、それは、大した物でないだろうと処分されてしまったようです。後で分かったことですが、その石は拳大のバストネス石とフッ化セリウム石を含んだ長石塊だったようです。本当に残念なことでした。その後、その石の小さな欠片を拾った益冨の彼らが分析して、両鉱物と判明しました。 僕は、採掘の初め頃から、終わりまで、一部始終を見たのです。そのお陰で、その三十年後には、ここに住むことになってしまったのです。 本題はこれからなのです。T氏の集めた石に、コレクターが群がり始めたのです。まず、僕の情報から、益冨の連中が、T氏からトルトベイト石のほとんどをせしめたのです。大きいのは人頭大くらいの塊があったと思います。お土産を持って行ったり、酒を飲まして、ついに持ち帰ったと言うことでした。そして、一部を仰々しく、箱に詰めて返したのです。 何故、僕がこの写真を撮れたかというと、T氏の石の遺品を全て買い取ったからなのです。その金額は、?にゼロが5個付く金額でした。高いとは思いましたが、散逸するのが惜しくて、言いなりの値段で買ったのでした。T氏の奥さんは、T氏が死んだと聞くと、何人かのコレクターが欲しいと言ってきたと言います。でも、「全て捨てた」と言うと、コレクターは何処に捨てたのかと、執拗に聞こうとしたと言います。まるでハゲタカのようですね。こんな人達には、絶対に渡すかと言う気持ちだったようです。 その前、T氏の生存時ですが、亀岡、園部当たりの若いコレクターが家に忍び込み、ハンマーで割って、大部分持ち去ったと言う事件もありました。最近も、留守宅に入り込み、石を持ち帰った形跡があるようです。そういう事情で、処分を決められて、その処分を僕に頼まれたのでした。でも、大部分は、良いように取られたり、盗まれたりで、大した物は残っては居ませんでした。リクエストがあるので、これから、何回かに分けて、それを紹介して行こうかと思います。 今回は、枡石を紹介します。この枡石には、誰かがラベルを書いています。 実は、この枡石には、裏に付いていた別の鉱物が有るのです。この石を買ったのは、半分はこの石のためでもありました。 続く
by jacktoanne
| 2013-06-22 23:58
| 理学部のゴミ箱
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