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最近は、磯砂鉱山の前で、登窯を作っていますので、休憩がてら、希元素鉱物探しをしています。そのため、家の中が、放射能汚染されてきました。 今日は、福知山への用事で、加悦の岩海 大江山ニッケル鉱山 富国鉱山を見てきました。 大江山ニッケル鉱山 大江山超塩基性岩体(蛇紋岩と橄欖岩)の風化残留鉱床のニッケル鉱床です。珍しい石を求めても見てください。 この鉱床は、蛇紋岩や橄欖岩の風化分解によって、ニッケル品位が富化されたものと考えられています。であるならば、こうした鉱床は、蛇紋岩があれば、全国どこにでも出来るはずの鉱床です。しかし、こうした鉱床は、比較的珍しいのです。とすれば、なぜ、大江山の、ここにだけしか、発達しないのでしょうか。 この理由は、2つ考えられると思います。1つは、付近の岩石の含有ニッケル濃度が高いこと。もう一つが、風化残留鉱床のニッケル鉱床ではないことです。 写真は、蛇紋岩の割れ目に、ニッケルが浸み込んでいる物です。こうしたことから、私は、後者ではないかと思っている訳です。もし、前者であれば、蛇紋岩中に、ニッケル鉱物が多量に含まれていることになります。今回、磁石で磁気を調べて回りましたが、他所と較べて、大きな相違はありませんでした。時間を掛けて、探索すれば、何か面白い物が出てくるかも知れません。 加悦の岩海 大江山周辺には、あちこちに、小規模な岩海が存在しています。加悦の赤石岳林道には、大きな岩海が、幾つかありますが、去年の台風23号で、土石流や崩落が各所で起きています。今日は、その土石流の現場を見てきました。 岩海の成因については、谷間にある、岩と岩の間の土が流れ去った物という、簡単な説明がされているようです。しかし、どうして岩と岩の間に、土が出来るかと言うことが、問題なのです。写真は、崩落した岩石や土が堆積したところです。こうしたところで、土が流れ去れば、確かに岩海が出来ます。しかし、加悦の岩海は、これとは違うようです。むしろ、橄欖岩が蛇紋岩に変わっていく過程にあるようです。大江山ニッケル鉱床の出来方とも、なにか関連があるのでしょう。ついでに、γ線量を計ってみましたが、0.03μSv/hで、花崗岩地域の約半分でした。 富国鉱山 福知山へ行くときは、必ずと言っても良いほど寄ってみます。今回は、大雨の後ではなかったので、崩落が起きて居らず、たいした収穫はありませんでした。持ち帰った石を割れば、多少のビスマス鉱物は出てくるでしょう。 そこで、周囲にたくさんある鉱脈の写真を撮りました。この鉱脈は、銅を目的としたもので、この鉱山で最大の鉱床だったのでしよう。前に鳥居が立ててあります。鉱脈の周囲には、ヤケが発達しています。中心部は採掘されてありませんが、周囲の低品位の部分は残っております。こうした鉱脈が、直接見られると言うことは、貴重な存在です。 ここても、γ線量を計ってみましたが、0.06μSv/hで、花崗岩地域と、ほぼ同等でした。ところが、1つの坑道では、0.25μSv/hを示すところがあり、鉱脈の生成に、何か関連しているのでしょう。
by jacktoanne
| 2005-10-21 22:14
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