斑銅鉱探しも久しぶりになるので、そろそろ滋賀県のマンガン鉱山にでも、行ってみるかと言うことになりました。
この鉱山は、露頭から掘り下ったようで、竜頭が何個か残されていました。
左に坑木が一本有りますが、おそらくは栗の木です。松は、乾くと直ぐに腐りますが、その点栗は長持ちするのです。これは、そこにあった竜頭を外すために入れた時の物です。この部分だけは、竜頭を外しても、坑木で支えられると思ったのでしょう。他の竜頭は、坑木では、ちょっと荷が重そうなので、採るのを諦めたのでしょうか。
でも、長年の間に、何本か入れた坑木も、外れて下に落ちています。そして、かろうじて一本で支えられていますが、いずれ時間の問題でしょう。
しかし、坑木で支えて、竜頭を外す仕事は命がけです。とても、しらふでは出来ませんね。そんなにしてまで堀られた鉱石の捨て石から、有り難く斑銅鉱探しです。運良く、緑青を吹いている石を見付けて割ると、赤銅鉱が。
そして、自然銅も。
いよいよ本命の・・・・・・・・
中心に斑銅鉱、周囲が輝銅鉱のようです。
今日は、竜頭と斑銅鉱、豪華版でした。でも、命がけで、この鉱床を掘った方のおかげでした。
しかし、よく「マンガン山で斑銅鉱探しなんて」と言われるのですが、ある物は仕方ないですよね。本当にあるのだから。
それから、最近、二酸化マンガンの収集始めたのです。別に二酸化マンガンが好きな訳でもないのですがね。ただ、その成因が鉱床の露天化作用と言われているもので、それをひっくり返そうと。
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