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鉱物コレクターさんは、人よりも、よりたくさん、より良い物が欲しいと思います。それなら、人と同じ所を探していても、そう言う物は、なかなか手に入り難いものです。なら、どうするか。それは、人の探していない所、人が探さない所で探すのが、最も良い方法です。でも、それをする能力の無い恵光灯の様な人は、人の物を盗るしかないのでしょうね。そんな事をする汚い人ばかりではないと思うので、その極意を少々。 文献に漏れている産地もあります。また、文献にはあるけれども、だれも行っていない産地もあります。行っていたとしても、良く調べられていない場所も多いのです。例えば御池鉱山、これは歩いて4時間も掛かる鉱山です。あるのは分かっていても、誰も行かなかった。登山ルートですから、山登りの人はたくさん行っていたはず。僕が行った時も、若い女性連れが歩いていました。ゼフィルスの産地でもありましたから、蝶々採りの人はたくさん訪れていたはず。なのに鉱物採集の人は、ほとんど訪れていない。おそらくは、その目的で行ったのは、僕が最初。だから手付かずのズリで、ラング石採集を十分に楽しめました。 弥栄鉱山黒谷鉱床も、文献にはありましたが、ほとんど誰も入っていない産地。ただ、40年ほど前にチョコレート鉱の存在は知られていたはず。僕と、益冨氏らとは、弥栄鉱山の本坑の道と間違えて行ったのだから。でも、その時は、そんなベテランでも、稀産鉱物の存在には気が付かなかった。その後10年ほど前に、再度、僕が行って、色々な稀産鉱物を見付けた。そして、その時に連れて行ったのが、俺が見付けたとやっているのですけどね。Tも、その一人。 他にも、色々とあるけど、今日は、第二の京都府の富国鉱山の話。ここはビスマスの産地だけど、もう採れない。数年前の話だけど、ビスマス産地探してたら、ある人に鐘打鉱山を案内して貰った。まあ、情報は、女性から貰っては居たけど、結構のビスマス鉱物を採集できた。1000個単位かな。こんな有名産地でも、こんな状態。 そしたらこの人、自分で見付けた無名の鉱山があるから見に行こうと言う。行ってみると、何と貧素な鉱山。鉱石と言うよりも、鉱染程度の石英脈、その上ズリもほとんどない。最初から、大した物は無いと聞いていたので、それは仕方ないけど、そこで諦めたら何もない。割っていると、きらきらと銀色に光る鉱物が結構ある。これはビスマス鉱物の特徴。目の色が変わった。 でも、これを僕の功績にする気は全く無い。なぜなら、連れて行ってくれた人が居なければ、僕は見付けることは出来なかった。ただ、お手伝いしただけだから。産地を見付ける方が、どんなに大変なことかは、僕は経験して知っているからね。と言うことで、ここからは、産地発見者さんが、調べたら良いと思う。がんばって下さいね。 今日は、ここまで調べた。まだ、今まで採った石の1割程度。これからが大変、それが苦痛、いや楽しみです。 第二の富国鉱山の誕生になると良いですね。ただし、産地の公表はされないと思います。したとしても、それまでに採り尽くしてしまう量しか有りません。今でも、植林倒して掘るしかない状態なのです。 *********************************************
by jacktoanne
| 2015-06-09 16:09
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