2005年11月17日
この頃は、雨の日が続き、窯作りが進みません。そろそろ、文部科学省から借りている「はかるくん」を帰す日が近づきました。それで、コフィン石のγ線を測定に出掛けました。30年ほど前は、河原に広く露出していたのですが、河川改修などで削り取られ、大分小さくなりました。
付近の花崗岩のγ線を計りますが、特段に高いと言うことはありません。しかし、ここの花崗岩には、熱水が通ったと思われる細脈が、たくさんあり、この中には、少々高い数値を示す物があります。コフィン石は、この細脈から、ウランが供給されたのではないかと思われました。今度は、β線も、計ってみたくなりました。
コフィン石は、花崗岩に不整合で堆積する礫や植物を含む砂岩層に含まれ、特に炭素の部分に濃集する傾向があります。γ線は、平均で、0.2μSv/h、木片の部分で、1μSv/h有りました(写真の黒い部分が、特に高いです)。
明日から、人形峠へ見学に出掛けます。人形峠のウラン鉱床も、ここと良く似ていますから、楽しみです。また、三朝温泉の放射能測定も、大いに興味があります。どのくらいのγ線量か楽しみです。