2005年11月19日 2日目
人形峠ウラン鉱床露頭発見50周年記念旅行
人形峠坑道見学会
人形峠ウラン鉱床露頭発見50周年記念事業に出席しました。
ここでは、84トンのウランを掘り出したのだそうです。この量は、原子力発電所1基の半年分に相当するのだそうです。この量が多いのか、また、少ないのか考え方次第ですが、果たして、どちらでしょうか。
どちらにしても、私の興味は坑道見学にあるわけですから、会場から、坑道へ向かうバスに乗車します。峠下のγ線量は、0.05μSv/hで、花崗岩地帯としては、低めです。人形峠の敷地内にはいると、少し高めになってきます。坑道入り口の土壌は、0.162μSv/hを示します。坑道内にはいると、4.491μSv/h、鉱床直近では、Max7.873μSv/hを示しました。さすが、燐灰ウラン鉱は強烈です。
写真は、人形峠展示館で撮影した物で、燐灰ウラン鉱に紫外線を当てたところです。
この坑道は、冬期を除いて、
見学可能です。
そして、ウラン鉱発見の地へ行きます。この記念碑の近くの土のγ線量は、0.216μSv/hを示しました。しかし、少し離れると、0.05μSv/hになりました。
これらの測定したγ線量から、ウラン鉱床の成因に迫れないか、考えています。
大佐山
人形峠の見学を終えて、大佐山へ向かいます。今回は、時間の都合で、ジルコンと翡翠が目的です。ロジン岩と翡翠の露頭を見学して、ジルコンの露頭へ行きます。露頭の土を土嚢袋に入れて持ち帰り、家でパンニングします。
次は、コスモクロアの見学です。しかし、露頭は建物を建てて保護されていますが、露頭が崩れて埋もれており、実物は見ることが出来ませんでした。
扇平鉱山に着いたときには、薄暗くなっており、諦めて倉吉方面へ向かいました。