鉱山探ししてたら、古いゴミが捨てられていた。よく見るとガラス瓶が10本ほど。
捨てられた時期は数10年位前かも知れないけど、二本は、少なくても、終戦前後の物。その二本を拾ってきた。洗ってみると7,なかなか味がある。特に、何かの薬品瓶と思われるのは、非常薄く作られており、なかなか良い。
これは大日本麦酒の瓶。戦後直ぐに解体されているから、それ以前の瓶。こちらは型にはめて作られている。綺麗さはないけど、底がものすごく厚い。今は、こんな瓶はないだろう。
瓶集めの趣味にはいろいろあるらしい。牛乳瓶に特化している人、歴史に特化している人、色々あるけど、僕は美術的に良い物に興味がある。だから、古い新しいには拘らないけど、味のある瓶となれば、どうしても手作りの瓶になるから、古い物になってしまう。大日本麦酒の瓶は、僕は要らないから、欲しい友達が居れば上げてしまうつもり。でも、要らんだろうね、こんな瓶は。
この後、もちろん、目的の鉱山に到着。最近は、なかなか良い鉱物に出会わない。ここでも、磁硫鉄鉱の塊を採ってきた。でも、高品位の物は狙わない。わざわざ、低品位の縞状鉱を狙っている。これを切断研磨して、構造を明らかにして、成因を明らかにするのが目的。馬鹿みたいな石だけど、最近はこれに凝っている。定説や常識が崩せなくても、その行程が楽しいのだ。
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