三重県の丹生で採った鶏冠石。もう7~8年経つけど、未だに、ほとんど変化無し。やっぱり、鶏冠石も、曝光分解ではなく、脱水分解するみたい。紫外線を当てて実験すると分解したと言うけど、その時の水分を調べたのかな? とにかく、今のところ、加水処置で分解しない事は明白でしょう。
どうして、これを思い付いたかと言うと、露頭の観察の結果です。露頭の真ん中に水が流れていたのです。その水に水没している所だけが、綺麗な鶏冠色、そこ以外の乾燥している所は、黄色の粉末状になっていたのです。それで、ピーンと来た訳です。ただ、それだけの事です。白鉄鉱の時は、採集するまでは綺麗に保存されていて、標本にすると直ぐに分解した事から、それは乾燥・脱水以外に無いと気が付いたのです。ちょっと観察したら簡単でした。僕は素人だから、全く常識と言う物が無いからでしょうね。
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