尾平から峠のトンネルを越えて、宮崎県入りです。
往く道、天の岩戸神社がありました。神社の中を通って、天安河原・仰慕窟へ行きます。この窟は人工物のようです。川原には、不完全ですが、甌穴が出来ています。
天の岩戸は、神社に頼めば入れていただけますが、対岸の中腹に微かに窟が望めると言うことで、パスしました。この辺りのは、凝灰岩のようですが、岩戸も凝灰岩で出来ているとすれば、以前、
奈良の柳生で観た岩立神社の岩戸は、花崗岩で出来ていましたから、不思議ですね。(岩立神社の扉石は、ここから飛んで行った事になっています。)
いよいよ、今日の観光の本命、高千穂峡です。
流紋質岩の柱状節理が見事です。こうした柱状節理のあるところでは、下は、ほぼ、垂直な、太い柱状節理です。その上に乗る溶岩は、細い柱状節理で乱れている事が多いようです。こうした規則性には、火山噴火原理の、何か、規則性を感じます。
高千穂峡は、水流に削られて出来た渓谷です。もし、この渓谷から水が無くなれば、川底は甌穴の連続でしょう。
私達は、ボートで、十分に高千穂峡の景観を楽しみました。ボートは、右に行こうとすれば左に行くし、漕ぐのは難しい物でした。皆さんも同じのようで、お互いにぶつかったりして、それも楽しい物でした。
さて、いよいよ、青島に向かって、出発です。往く道、またまた、日向岬に立ち寄りです。
ここの柱状節理は、説明板に寄れば、日本一なのだそうです。