三重県の
宮妻峡で見付けた桜石から、桜石は化石ではないかという疑問が湧いてきました。そこで、京都大文字山の桜石も点検してみました。
写真中央部に、珊瑚のような物が見えます。周囲にある黄褐色の物は、桜石です。
構造は、渦巻状、放射状のように見えます。その部分が黒いのは、有機物が多いのでしょうか。
大きさは、この写真から、推測してください。一目盛り、1mmです。
ホルンフェルスの風化した面から、何か、生物の痕跡?が出てきました。もし、これが生物の痕跡であるとすれば、桜石は、もっと、大きな生物のパーツと言うことになります。
私も、桜石くらいの大きさの生物を想定していたのですが、どうも、想定外の生物のようです。
桜石は、間違いなく、接触熱変成で生じた鉱物と信じていましたが、このような物が出てくると、足下が揺らいできました。本当に、「奇石」は、面白いです。