「がん細胞死滅の仕組み 山形大 酸素との関係から鮮明」という記事が日本経済新聞に掲載されました。それを要約してみました。
正常な細胞は酸素を使ってエネルギーを作り出すが、がん細胞は、効率が二十分の一の酸素を使わない方法でエネルギーを生み出す。
人工的に細胞が酸素を使わずにエネルギーを生み出す状態にすると、細胞内の小器官であるミトコンドリアの膜内にある二つのたんばく質「BaX」「Bak」の働きが抑えられることがわかった。両たんぱく質とも細胞自殺(アポトーシス)を引き起こす役目を担う。
がん細胞は酸素を使わないことで、アポトーシスから逃れていると考えられるという。
この記事を見て、私は、生物が生き埋めになった時の、生理状態と同じではないかと閃いたのです。
生き埋めになった生物は、酸素が無くなり、「BaX」「Bak」の働きが抑えられて、アポトーシスから逃れ、その環境に対応し、生存する方法を模索しただろうと考えたのです。
例えば、底泥中の「ナマコ」が、さらに上に泥が堆積、生き埋めになったと考えると、酸欠状態になります。そして、何らかの方法で死から逃れ、体を改造、繁殖行動等を取った上で、その後死亡、化石となったと推測しました。そして、化石として、残ったものが玄能石と言うことです。
他にも、ブラジルの魚のジュール、菊花石、桜石等も、同じ経路を辿ったと考えると、大変興味有る記事でした。