2006年10月30日訪問
ここは、世界でも珍しいブラウン鉱の結晶を、多産したことで有名な鉱山です。鉱床は、結晶片岩中に胚胎するマンガン鉱で、ほとんどブラウン鉱からなっていた様です。そのため、貧鉱部が少なく、ズリにマンガン鉱が少ないと思われます。
マンガン鉱床と、関係の深い紅簾石です。この標本は、綺麗な色で、紅簾石としては良い結晶です。
ブラウン鉱の結晶です。たったの1mm程度ですが、何とか、採集することが出来ました。結晶は、ブラウン鉱の空隙や、特にそれを貫く石英脈に良い結晶が有る様でした。
やはり、もう少し大きな結晶が欲しいですね。今回は、たったの1時間程度の採集でしたから、これで満足です。この鉱山の採掘時には、多量のブラウン鉱の結晶があったことを考えれば、少し、惨めな気持ちになります。