昔から、どうしてもやりたいと思っていたのが、藍鉄鉱のジュールの成因です。ノジュールと言えば、もちろん、私の場合は生物化石になってしまいます。と言うことで、この藍鉄鉱ノジュールが、鉱物的生成なのか、またしても、生物起源なのかと言うことを、かねがね調べたいと思っていましたが、なかなか、その機会がありませんでした。
今回、彦根に藍鉄鉱を含む粘土層があるとのことで、見学にやって来ました。
これを含む粘土層が、海成なのか湖成なのかは分かりませんが、藍鉄鉱は、私には鉱物的には見えず、何らかの生物、もしくは、生物起源のように思えました。もっと詳しく観察して、証拠を探してみたいと思います。
ただ、この産地、土取場の宿命で、もうすぐ消滅する運命にあります。この産地を発見された方は、このような見付け難い藍鉄鉱を、良く見付けた物と思います。余程の熟練した目の持ち主の方なのでしょう。