丹後地方は、今夜から寒波襲来で、雪の季節を迎えそうです。朝は、晴れていましたから、丹後半島の今年最後の採集と言う事で、海岸線を調べに行きました。
先ず、日光寺峠です。この産地も、今では、ほとんど採れなくなってきました。それでも、採集するに値しませんが、このような露頭が、今も健在です。
この球顆ですが、小さな球顆が集まって、大きな球顆になって行くのですが、では、どうして、球顆が、岩石中を移動出来るかと言う問題が残っていました。その答えが、次の写真の露頭なのですが、様々な問題を提起しています。
ここまで来ると、鉱物才集の範囲から逸脱するわけですが、これを片付けてしまわないと、流紋岩や翡翠の問題に迫れないのです。偉い人は、こんな事なんか、すでに解決している事でしょうが、趣味の私には、難解な事なのです。でも、理解まで、後一歩と言うところまで来ました。
ここから、網野の海岸線に出て、凝灰岩地帯を北上していきます。京都市生まれの私には、花崗岩系の石には愛着が有りますが、流紋岩系の石は、珍しいのです。見るもの見るものに、興味があるのです。
今夜から、寒波が襲来する日本海は、強風で荒れていました。
これでは、海岸に降りて、ゆっくりと観察と言う訳にいきません。来春のための下見という事で、間人までを観てきました。凝灰岩と言えば、私の場合は、饅頭石です。正体不明のこんな物もありました。