有りそうで、なかなか無い物と言えば、c面のある水晶も、その一つです。
実際には分かりませんが、これは、何かに阻害されて、C面の様に見えているのではないと思います。今まで、同じ様な物は、これを含めて、2個しか採っていません。もう、一つは友人にあげてしまいましたが、6角板状の様な形態でした。
六角板状と言えば、興味があるのが、「滋賀石」です。五百井鉱山で見つかった新鉱物です。これが、案外、何処にでもあるのではと考えて、探していたのです。そしたら、今まで二ヶ所、またまた、一ヶ所見つけました。
六角板状、C面に対して平行な完全な劈開、黄褐色、一応条件は合います。で、勘定は「滋賀石」なのです。でも、これは、酸化して黒化していますが、不完全な結晶の物では、黄褐色の物も見られました。
こんなのも、一緒に出ますが、勘定は「サセックス石」です。
どちらも、鑑定が当たっていれば、僕の自説、「滋賀石、サセックス石は、案外、何処にでもある」が、正解なのです。