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桜石は、菫青石(花弁部分)とインド石(蘂部分)の透入三連晶と言われ、これを疑う人は、まず居ないと思います。でも、鉱物学的に説明が付かない結晶型だとも言われています。不思議ですね。でも、1人だけ、桜石は、桜虫の化石だという人が居るのです。それは、僕ですけどね。 実は、桜石が、透入三連晶だと言われているのは、おそらくは、亀岡市の桜天満宮の天然記念物のとか、奥條の桜石を見て言っているのだと思います。確かに、この二ヶ所のは、綺麗なトラピッチェ構造をしています。ところが他の産地になると、規則正しい形をしていないのが多いのです。でも、亀岡の二ヶ所の産地においても、詳細に調べると、規則正しい結晶形では無い事に気が付くでしょう。 今回は、関東の産地の桜石の写真をたくさん採りましたから、掲載しました。 あっ、それから、花弁は、菫青石が風化して、白雲母になったのでしたね。風化すると、結晶構造の全く違う鉱物に変わるのでしょうか。素人の初心者の僕でも、ちょっと理解に苦しみます、この理論には。でも、母岩を見ると、別に風化したようにも見えませんけど。それに、白雲母は、常温常圧では生成しないと思っていました。これは、熱水での生成かと。これも、例えゴミ箱の中であっても、常識だったと思います???? 不純炭質物質も気になるところです。 こちらの桜石の大部分は、蘂が無いのにお気づきでしょうか。それは、この写真で分かると思います。 となれば、桜石の構造と言われているトラピッチェ型構造は、亀岡等での偶然の産物と言う事になります。 ですから、まだ、花弁のようになる少し前の状態と思えます。
by jacktoanne
| 2013-07-22 23:55
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