検索
ブログパーツ
カテゴリ
フォロー中のブログ
以前の記事
2023年 12月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 08月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 06月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 11月 2016年 08月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2008年 04月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
層状マンガン鉱床の二酸化マンガンは、露天化作用で生成したと言われます。また、五百井型と言う熱水作用の鉱床も有るようです。 僕は、マンガン鉱床の成因に興味を持ったのは、10年ほど前、その時には、既に日本には一つもマンガン鉱山はありませんでした。もちろん、この目で、鉱床全体を観た事もありません。採掘時の鉱山を見て回られた人を、大変羨ましく思います。僕も、その時なら、もっと色々な事を考えられたと残念です。でも、まだまだ、僕は幸せです。ズリにも、たくさんの鉱床の断片が残っていたからです。今後は、この様な資料も無くなって行くでしょうし、研究は、ますます難しくなりそうです。と言う事で、これらの断片をつなぎ合わせて、組み立てて、一つの鉱床を想像するのです。 そうすると、二酸化マンガン帯は、どうしても、炭マン帯の上に来るのです。しかも多くは、その間に薄い粘土層を挟んで居るようで、そこで外れてしまうので、確たる事は言えないのですが。そこで、大堀鉱山の上田さんに聞いた事があるのです。上田さんが言うには、「二酸化マンガンは鉱床の上の方にあるから、つまり地表に近い方だから、風化したと思う」と言われました。ただ、詳しい観察をした訳でも無いらしく漠然とした話しです。鉱床に詳しい人でも、そこまで詳しく観察した人は居ない様でした。マンガン鉱床は、水平に胚胎している物ばかりではないので、本当は、上と言う表現はおかしいのです。 上の石は、人頭大の石で、周囲が二酸化マンガンで出来ています。この二酸化マンガンは風化ではなく、鉱床生成当時から、二酸化マンガンであっただろうと考えています。その理由は、写真を拡大してみれば明らかだと思います。風化したと言う二酸化マンガン鉱とは、色々と違いがあります。その一つは、炭マンと白い粘土質層を挟んで二酸化マンガンか在ると言う事。また、バラ輝石や菱マンガン鉱が風化して、二酸化マンガン鉱になったとしても、クリプトメレーン鉱の様に、あのような緻密な鉱物になるとも思えないのです。この事は、この標本からも、窺い知る事が出来ると思います。 去年は、どう言う訳か、人頭大の二酸化マンガン鉱を、ここと五百井鉱山で拾い、ここまで大きいと、ただ黒い二酸化マンガン鉱にも愛着が湧いてきました。 それから、もちろんの事、露天化作用で生成した二酸化マンガン鉱もあります。ここで言う二酸化マンが鉱帯というのは、あくまで、炭マン帯の上に在る二酸化マンガン鉱帯の話しです。 **************************************************
by jacktoanne
| 2015-01-04 22:48
| 理学部のゴミ箱
|
ファン申請 |
||