この間の閃亜鉛鉱は、現地で割ったために、大きな標本にはならなかった。と言うのは、ただの閃亜鉛鉱が、ただ大きいと言うだけでは、全く意味の無い標本になってしまうからだ。石目の方向で割れたら、ただの閃亜鉛鉱の標本。僕が欲しいのは、鉱脈標本だから、それに対して直角の面です。
小さくなったものの、手ごろな大きさの標本が4個出来ました。石目の方向の面と、それに対する直角の面が、うまく出ました。そんなに良いと言う石でもなかったので、ちょうど良い大きさですね。あとは、まだ割ってませんが、拳大の標本が多数に、小さな標本が一杯出来る予定。
この明延の石も、うまく、標本になりました。明延では、珍しい黄鉄鉱の塊。良く見ると石目もあり、それもばっちりの方向。この標本作るのに、これの倍以上の石から、これを割り出しました。しかし、キースラガーだと思われますが、南谷鉱床とは全く反対の方向の南部から出ました。南谷鉱床が、金木谷の方まで続いているのでしょうか。
銀黒鉱石。おそらくは、ちょっと含金率が高いのではと思います。もし、これで、ひ幅が30cm以上もあれば、たいした物だと思いますが、それでは、鉱脈全体の標本は作れません。それの縮小版標本です。
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