養父市住民有志により、「養父マインロード協議会」を作りました。来年度から、明延観光に関する補助予算は切られて無くなると言うことで、我々で、何とか養父市にある鉱山跡の観光振興に、少しでも力になりたいと言う会が出来ました。とりあえずは、養父市最大の鉱山遺跡である明延鉱山に取り組むことになると思います。
その会議の中で出た面白い話が、島倉千代子の話。 気持ちよく無料で出演して貰えると言うことで、予算ゼロで始まった公演。
気持ちよく、無料出演を受けて貰えたと大喜びの明延住民達。公演も終わって、やれやれと安堵したところへ、一通の請求書が。それも、5~600万円の請求書が。本人の出演料は無料でも、スタッフや音響機材代等が請求されてきたのだ。もちろん、それも含めて全てただと思っていた大喜びの住民は、それを支払う訳もなく、行政はどうするか困ったと言う。しかし、明延区が勝手にやったものを、なんで大屋町で持たなければならないのか、町民の大きな反発を買ったと言う。しかも、その時は、明延以外の住民の招待も無かったのに、行政が多大な金を負担しなければならないのかと。
こんな事があって、これ以来、明延は孤立しているのだと。それで、合併で養父市となった現在でも、その状況は続いているらしい。と言うことは、我々も、市民からも支持を得られないだろう。でも、それを、何とか打ち破ろうとして集まってくれた人達で、がんばるしかない。
ただより高いものはないと言うが、正に、それを絵に描いたような話。でも、その伝統は、あまり変わっていないようだ。それが、たったの一円で乗れる一円電車。「ただ同然の一円で遊べる」と言う魅力で、客を集めてはいけない。それでは観光にならないから。
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