
これは、
大山の饅頭石の断面です。今までの饅頭(団子)石は、その名の通り、球形の物ばかりでした。ところが、この産地の物は、ウナギかヘビのような細長い形をしています。それを、ダイヤモンドカッターで切断してみました。
餡の形は、ほぼ、菱形をしている物が多いのですが、本当に、綺麗な菱形の物(この中にはありません)もあります。また、饅頭石の表面に、何か生物らしい模様(覆瓦状?)のある物もあります。
現生のナマコ類には、1m以上にもなる細長い種類が有るので、それに類した種類の「ナマコ」が、この饅頭石の原型ではないかと考えています。

これは、
滋賀県鮎川のひょうたん石を切断した物です。私は、ひょうたん石を、半分に切断したのは、これが初めてでしたが、ちょっと、想像していた形と違いました。
予想では、一つの球体の外面各所から、ひょうたんが生まれるように、子が分離していく物と考えていました。しかし、実物は、球体の集合のようです。どちらにしても、一般に言うところのノジュールでないことだけは確かです。明日は、もう、幾つかのひょうたん石を切断してみます。