またまた、水沢のマメドチ谷です。私が、桜石が化石の熱変成を受けたものではないかと、考えられる標本を見付けた場所です。
その後、採集した標本を整理し、一応の結論を得たので、その結果と照合するためと、さらに成因証拠を探しに来ました。
マメドチ谷まで来ると、入口に新しい目印が出来ていました。これは、少し、自然の中には、似つかわしくありません。
それに、今日は、まだ、例の吸血鬼、ヤマビルの活動期です。それで、出来るだけ湿ったところは避けて通ります。ちょっと、湿ったところを通ると、ヤマビルが活動を始めます。
私の気配を感じて、何匹も、木の葉や石の下から這いだしてきました。丁重に献血はお断りして、河原の真ん中を探します。
しかし、ガドリン石の入ってるペグマタイトの殆どが叩き割られています。これでは、ちょっと、良品の採集は難しそうです。また、台風後を探した方が良さそうです。
桜石の方は、色々なタイプの物があり、まずまずの収穫でした。それに、今まで、気が付かなかった事も多くあり、さらに、証拠となるべき物も採集できました。マメドチ谷は、桜石の様々にタイプの出るところです。ただ、六角の花弁を持つ、綺麗な桜石は、まだ、一個も見付けられていません。マメドチ谷の桜石と、六角の花弁を持つ桜石と、本当に同じ成因なのか、疑問も湧いてきました。
写真は、マメドチ谷で、急なガレ場が続きます。今日は、木の生えているところは、遠慮したお陰で、幸い、献血から免れましたが、採集品はそれなりです。また、もう少し寒くなって、蛭がおとなしくなったときに、さらに、広い範囲を探してみます。今日の採集品、特に証拠となるような物は、新たに、何点か見付けましたが、それも何時かUPします。