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長野県上田市の小太郎さん から、送っていただいた玄能石で、実験してみました。 今日は、玄能石の構造です。これが、鉱物だとすると、玄能石の構造をどう説明しようかと、頭を悩ましています。 つまり、玄能石を結晶とすると、その中に、米粒状の同心累帯状の方解石が、泥と共に詰まった構造なのです。そして、薄い皮に包まれています。私の言うところの「海苔おにぎり状」です。 一般に、玄能石は、結晶の中に、結晶が詰まっているという構造なのです。よって、鉱物の定義には、当てはまらないのです。この定義に当てはまらない玄能石を、どう、鉱物の定義に当てはめるかと言うことに、頭を悩ましているのです。 その解決方法として、イカ石が溶融、そして、方解石に再結晶したという説があるようです。しかも、全ての玄能石が、同じ、プロセスを踏んだようで、同じ構造の玄能石ばかりなのです。そして、同心円状の球体結晶が出来る理由として、バイオミネラリゼーション(微生物による結晶の生成)の可能性も言われています。 それに、イカ石が溶融する条件は、おそらくは、PH、それも、硫酸。となれば、石膏の生成が優先されるでしょうから、ちょっと不思議に思います。 どちらにしても、こんな事が、世界中、全ての産地で、例外なく起こったとは、とうてい考えられないでしょうから、私は、不可能な説だと思っています。私が調べたところでは、この事について、他に説は見付けられませんでした。もし、確実な説があったのなら、申し訳ございません。 鉱物説の方は、この構造を、先ず、説明すべきではないでしょうか。 そして、伊勢山の玄能石の写真は、二つの玄能石が並んでいるのですが、良く観ると、ちょっと、結晶が変なのです。 結晶という物は、絶対に規則正しい形を取るのです。そのために、結晶面に各々名前が付けられているのですが、玄能石には、未だかって付けられたことがないのです。つまり、結晶が規則的でないために、面指数が決まらないのです。 この事については、イカ石から方解石に変わるときに、変形したとも言われますが、それでは説明できない形も多いのです。 もう一度、伊勢山の玄能石を観ていただくと、面と面が交差する角度(面角)が違うことが解ります。しかし、こんな事を書きましたが、あんな曲面の何処が結晶面かという様なお叱りを受けそうです。こんな、丸い玄能石だけを観たら、玄能石が鉱物だと言えるでしょうか。おそらくは、「化石ではないか」と言われたのではないでしょうか。 結論として、玄能石の形と構造から観て、鉱物であると断定できる証拠は、無いのではと思います。 まあ、2年そこそこの経験しか無い者が言ってることですから、参考程度に考えて下さい。
by jacktoanne
| 2006-11-17 23:22
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